富士山

FUJISAN  3776 m  2002/8/23  曇/雨  2名

友人との飲み会で急遽富士登山が決定。次の日午後7時にご来光を見ようと意気揚々と甲府を出発。22日夜から23日昼下山の夜間日帰り山行に出かけた。

富士スバルラインを車で登り5合目に着いたのは午後9時。登山客で大いに賑わっていた。さすがシーズンの富士山。こんな時間にもかかわらず、誘導員の方々もまだ働いている。

山小屋が点在し、富士登山を一般的にしている要因だが、日本最高地点に行くのだから装備や心構えには気を付けたい。ご来光を待つ山頂は0℃。普段着で来ている人がいたが、ヘッドライトぐらいは準備しなくては。懐中電灯も持たず雨具も無しで雨に打たれていた人を見かけた時は富士登山の危険性を感じた。当然、物価が高い。水500円、カップヌードル600円を補充してしまう。途中、仮眠をとりたくなるのだが、夜中も山小屋は明るいので脇にツエルトなどをかぶり横になるのも手だろう。

午後9時半に登り始め、山頂に着いたのは5時。ご来光時刻ギリギリと思っていると、ものすごい勢いでまわりは雲一色になってしまった。みんなの願いも届かず、時折かすかに見える米粒程度のご来光だけ拝むことができた。しかし雲海はすばらしく、登って来た甲斐がある。

登りは想像以上にきつく、睡眠不足や渋滞もあったが、コースタイム6時間を大きく超える7時間半もかかってしまう。火口を一周して、最高地点の剣ヶ峰に辿り着いた時は達成感がある。現実的に6時間というのは一般向けだろうか。7合目に宿泊していた旅行会社の団体登山客は午前0時に出発したが、5時に山頂に着いたかどうかである。下りは2時間ちょっと。急斜面を一気に下るため、足腰に疲労がくる。計11時間の5合目ピストンだった。


山小屋が登山客を支えている

一気に雲海が広がる
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火口はガスの中で堂々の迫力

 

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