竜ヶ岳
2002年初日の出
RYUGATAKE 1485 m 2002/1/1 晴 2名
昨年に続いて、今年も竜ヶ岳のダイヤモンド富士で新年を迎える計画だ。 今年は大晦日の午後8時には登山口である本栖湖キャンプ場の登山者駐車場に入る。車内泊でカウントダウンをする予定である。 駐車場には十数台の車。キャンプ場で新年を迎えるグループが数組あり、真っ暗という感じではない。アラームを午後11時半にあわせ、ひとまず仮眠する。 さて、ラジオをつけて番組を聞いながら、いよいよカウントダウン。2002年を迎える。 と、同時に駐車場では花火や爆竹が鳴り、バイク軍団の登場である。雄叫びと共にブオンブオンとエンジンをまわし、駐車場の中を縦横無尽に走り回っている。普通なら大迷惑だが許せる。寒く狭い車内で新年を迎えているのだ。自分でもマニアックなことをしていると感じていた。そこにお祭り騒ぎである。間近でサーカスを見ているようで盛り上がる。正月気分になる 午前4時まで睡眠して、4時半に出発の予定。 4時過ぎのことである。いつの間にか外に立っていた駐車場の誘導員が窓ガラスをトントンと叩いてくる。「あの団体が行く前に出た方がいいよ。」と声をかけてくれたのだ。見ると確かに何十人という大パーティが3台の大型バスの前で準備している。旅行会社主催の一行だろう。 今回は昨年の経験をもとに、頂上を目指すわけではなかった。途中のスポットで御来光を見る予定だったので特別に焦る山行でもなかったが、何だか妙に焦ってしまい慌ただしく出発してしまう。すると、飲み物とストックを忘れる…。結局トイレに寄っている間に越されてしまう。しかし団体に紛れてのゆっくり登山ものんびりしていてなかなかよい。 見晴らしのよい場所を選び、登山道の脇に銀マットを敷いて陣取る。 防寒装備だけでザック75リットルを満杯にしたが、それでも寒い。気温マイナス8℃であったが体感温度は何度であったろうか。御来光を待つ時間は1時間程度。しんどい。たしかに昨年は登山道がヌメヌメして滑ったが、今年はカチコチに固まっている。足跡もつかないことからもわかるように冷えるのである。駐車場も余裕があったし、登山者の数を見ても昨年の比ではないくらい少なかった。もちろん昨年は21世紀というイベントがあったが。場所取りの為、このように早く到着したが、今回の登山者数なら6時に登山を開始しても期待する場所を取ることができただろう。 7時50分過ぎ、ようやく待ちに待った御来光である。雲があり、昨年の爆発したかのような輝きはなかったが、ご来光に反射する雲の模様が美しい。淡い感じの幻想的なダイヤモンド富士である。この輝きに今年の願いを込める。 よい一年になりますように。 |
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