思親山

SHISHINSAN 1031m 2020/3/7 曇 ファミリー

佐野峠からの休日ファミリーハイキング。小さいお子さんでも大丈夫。登り1時間。下り30分。山頂は広々しているのでお弁当を持ってGO!

山梨県の南部町内船(うつぶな)駅の裏手から佐野峠を目指す。ナビにある船山温泉を通過するが,すでに廃業しているのか,温泉自体はない。標識は「思親山(森林文化の森)方面」という案内が所々にある。 標高845mの佐野峠まで一気に上がる。峠までは全舗装道路なので四駆以外でも大丈夫。しかし,すれ違いができる幅はないので,一定間隔にある待避所をうまく使いたい。デリカでぎりぎりのポイントあり。慣れていないと大変だろう。 佐野峠は十分な広さがあり,立派な駐車場がある。トイレも完備。娘はきれいな外観なのに,ぼっとん便所だったことに少々怖じ気づいていた。山の中なので当たり前である。3月までは水道がストップしている。
峠からの眺望はなかなかのもの。少し距離があるが富士山の西側面である。目の前にある山々は毛無山方面の山だろうか。その向こうに朝霧高原があるのだろう。この山が南アルプス山系ではなく,富士御坂山系の理由がよくわかる。 佐野峠が鞍部にあるので,登山口から尾根に取りつくと,まずは急な登りである。東海自然歩道の一部というだけあり,整備されている。丸太の階段が急な登りでは邪魔だが,下山では足の置き場として助けてくれる。 すぐに標高を稼いでいくことができる。見下ろすと駐車場が遠のいていくのがよくわかる。車は我が家を含めて3台。途中で3組とすれ違う。2組が車の持ち主だとすると,どうやら単独行の男性が装備からして縦走中なのだろう。
急な尾根を15分ほど登り終えると,なだらかな稜線歩きになる。いかにも低山ハイクな雰囲気で気持ちいい。3月初めだが,10℃ある。峠から山頂までは標高差約186m。ほどよいアップダウンを繰り返していく。 登山道も標識もしっかり整備されている。東海自然歩道の一部という理由もあるだろうが,地元の方々がこの山を大切にしていることがわかる。南部町は他にも7山をハイキングコースとして観光ガイドブックに載せいている。 山頂へ。木に囲まれた稜線から見上げると,山頂の光が幻想的。40分のタイムコースだが,のんびり歩きで1時間程度かかった。佐野峠と山頂は5月中旬・7月下旬にダイヤモンド富士を拝むことができる。
山頂はこんもりとした芝生。大勢の人が休憩できるだろう。テーブルやベンチが設置してあり,昼食をとるには最適である。シーズン中は人気であろうこの山も今日は誰もいない。南アルプス山系の山々が眺望できる。 山で食べるカップラーメンは最高。ファミリーハイクの定番。お弁当もいいが,まだまだ肌寒いので,温かい食べ物や飲み物がほしい。水場はないので,ザックいっぱいに水を担いでいく。贅沢に使うことができる水が一番大切。 山頂からは富士山が眺められる…はずである。ちょうど富士山を雲が包んでしまった。明日は雨予報。そういう時は富士山は雲で隠れてしまったり,笠がかかってしまったり。山梨県民の自然天気予報である。

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