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■ 郡内の立ち寄り湯 現在26湯 |
03/11/9 (秋山村営) |
アルカリ性単純泉。 秋山村といえば山梨県内でも非常にアクセスしづらい場所である。早川町などが高い山々に囲まれた秘境ならば,こちらは低山に囲まれた昔ながらの日本の田舎という感じだろう。近くに娯楽施設がないが,この施設にはプールもあり一日過ごせる。時間制限2時間以内なら700円で温泉とプールが楽しめる。しかもタオル付きなので,今回はお風呂セットを必要とせず,ぶらりと立ち寄った。水着がなく泳ぐことができずに残念である。お湯は無色透明,当然循環消毒でプールには適している。興味深かったのは,浴槽が深い造りということだ。通常の姿勢で肩までゆったりくつろげる。寝転びたい時は極浅い浴槽もある。入浴者のリラックスを促すという点は評価できる。 |
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03/12/2 (忍野村) |
鉱泉。 貸切状態。鉱泉を湧かしている。山梨県にはこのような鉱泉という名の旅館(民宿)が多くある。鉱泉と言ってもほぼ地下水という感覚だ。この施設は少し高台にあり,富士山の眺めがよい場所にある。何といっても特徴は浴場であろう。男風呂と女風呂がすりガラスで仕切られているのだ。日の光が入る方が女風呂である。男風呂はその奥にある。つまり女風呂の人影がガラス越しに男風呂に映されるのだ。女性のシルエットが見えるのは混浴よりも緊張する。しかも声も筒抜けである。向こう側には女性2人がおり,会話とシルエット…。大学のサークル合宿で使えば,盛り上がること間違いないだろう。ただし幹事は女性陣から苦情がくるに違いない…。 ![]() |
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00/11/5 (大月市) |
鉱泉。 貸切。間違いなく秘湯である。宿に着くまでの道程が期待感を高めさせてくれる。紅葉も素晴らしい。ラスト数百メートルは車と対向したらどうしようと誰もが思うだろう。本当にこの道でいいの?というお決まりのパターンである。車高が高くなければきついだろう。ここは家庭的な一軒宿。鉱泉なので当然沸かし湯なのだが,私が訪問すると,快く日帰り入浴を受け入れてくれた。そして,宿の方が外で薪をたいてくれる。薪…なかなかないだろう。私一人のために薪風呂をしてくれている…外で頑張ってくださっている様子が物音で伝わっている。湯口から温かい湯がちょろちょろ注がれてくる。有り難い。風呂は1人用程度の小さいもの。普通の家庭の風呂のほんの一回り大きいヒノキ風呂。湯量が少ないなら浴槽は小さい方が良い。湯は新鮮な方がいいからだ。デジカメを忘れたので,この風情を記録に残せなかったのは大変残念である。まんが日本昔ばなしの世界に飛び込んだよう。山奥の一軒宿の風呂。このシチュエーションの貴重さが最大の魅力だろう。 |
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河口湖温泉 足和田ホテル 25/1/5 (河口湖町) |
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。 秀麗の湯(富士河口湖町第3源泉)である。河口湖には5つの源泉があり,この秀麗の湯が一番新しい。ちなみに残りの4つは,天水の湯・霊峰の湯・霊水の湯・芙蓉の湯である。秀麗の湯が湧出しているのは,河口湖の南にある小立という場所。足和田ホテルは河口湖の西端,奥河口湖と呼ばれる地にある。距離にして4kmちょっと。この源泉を運搬利用しているのだろう。であるから,温泉の泉質どうのこうのという評価はナンセンス。ワイン風呂という工夫もある。しっかりと案内看板があり「酒屋さんがブドウの種と皮を粉末にして造ったこだわりのワイン風呂」とある。もちろん風呂にワインをドボドボ入れているわけではないのだ。つまりブドウジュース風呂である。甘い香りの中,40℃以下の低温風呂で長湯である。入浴を終えた休憩所にはブドウジュースのサービス。これが超濃厚…温泉にも入っている粉末を使っているのだろう。平成29年にリニューアルしたという施設はとても清潔で新築のように清掃されている。浴場も脱衣所もトイレも。とても好感がもてる。立ち寄り湯の受け入れが15時。14時50分に伺い,貸切状態。河口湖のメインフィールドでは,湯の独占は難しい。奥河口湖ならではの鄙びた感じがいい。富士山の眺望もない。しかし,ゆっくりと休暇を過ごしたいならオススメである。 |
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河口湖温泉 湖風の宿あさふじ 21/3/26 (河口湖町) |
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉。 宿泊。 河口湖畔の中規模宿。最上階の4階に展望風呂がある。当然眼下には河口湖。4階建ての宿だが,少し高台にある立地なので,雄大な河口湖を見下ろすことができる。さらに富士山展望である。写真右の通り,位置的に目の前の山が邪魔になるが,ぎりぎりOKなレベルである。角度的に男性風呂より女性風呂の方が富士山を拝むことができるようだ。山梨グリーンゾーン割引の期間だったということもあり,河口湖花火のために宿泊。例年は3月上旬の週末の金・土曜日に開催しているが,今年は緊急事態宣言の影響で3月の最終日までずれ込んだらしい。湖上の3ヶ所から打ち上げられる花火は,風呂からも部屋からもばっちり観ることができる。素晴らしい。富士山・河口湖・花火の三種の神器が揃っているのだ。温泉は河口湖温泉を引湯している。循環・加温・加水。この風呂は展望だけでも満足できるだろう。 ![]() ![]() ![]() |
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河口湖温泉 富士レークホテル 13/7/26 (河口湖町) |
ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉。 河口湖の南,富士山側に位置するホテル。大型ホテルだけあって,一般的な大規模施設にある加水・加温・循環濾過した風呂である。そのため天然温泉の泉質などは感じることができない。河口湖温泉は地下1500mから湧き出ているらしいが,湯元は数ヶ所あるようだ。このレークホテルはそのどれかから引湯している。大浴場は1階にあるので富士山の眺望はない。貸切風呂など上階にある風呂からは富士山が眺められるようだ。河口湖は北側に位置する旅館からの眺望が素晴らしい。河口湖越しに南に富士山が見えるからだ。湖南側は富士山に近くなり,眺望という面では苦戦しているだろう。どうしても河口湖の眺望が売りのメインとなってしまう。 |
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河口湖温泉 ホテル湖龍 22/7/18 (河口湖町) |
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉。 3連休の最終日。立ち寄り湯の開始時間である15時の少し前に来訪し,しっかり一番風呂である。露天は「町営第一源泉」とある。加熱,循環,滅菌方式と書かれている。内風呂は「富士河口湖町第2号源泉及び第3号源泉混合栓」。加水,加熱,循環,滅菌方式とあり,加水が加わっている。泉質はほぼ変わらないが,湧出温度は44.5℃と27.3℃でだいぶ違う。河口湖温泉郷の源泉は5ヶ所あり,湖の周りにある宿がそれぞれを引き湯している。この宿は,そのうち3本の源泉を引き湯しているようである。循環や加水があるとはいえ,様々な源泉が味わえる点は良い。 |
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01/12/23 (河口湖町) |
ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉。 2時間1000円。混雑しているのか,と思いつつ行ったが,時間制のためなのか混雑はしていなかった。河口湖には温泉場が多いが,やはりポイントが高いとすると富士の眺望である。しかしここにはその眺望がないのは残念である。湖北側の奥に位置するから仕方がないのだが,道中の御坂峠で富士の絶景を眺めた後では物足りない。肝心の湯だが,内湯は循環で特に特筆することはないが,露天風呂には個性があった。露天の1つに源泉と思わせる湯口があり,注がれる湯はコールタールのような匂いがした。とても個性的な源泉である。河口湖のナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉とはこのようなものなのか。一度味わっていい湯である。 |
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河口湖温泉 若草の宿丸栄 14/2/7 (河口湖町) |
硫酸塩・塩化物泉。 宿泊。立ち寄りの受け入れはしていない。 河口湖の中央,南側に位置する旅館。この時期の河口湖は白い世界。空気が澄んで富士山の眺望は最高の時期である。しかし天気は雪。とはいえ雪道に慣れている山梨県民なので,特に問題なし。この旅館の売りは最上階にある露天風呂。舞台造り風で,脱衣所から気分が盛り上がり,天空の舞台造りへといった具合だ。宿泊ならではの朝湯も素晴らしい。外は大雪である。しんとした空気感の中,贅沢な時間である。宿泊者だけが味わえるとなると価値がある。この宿のように立ち寄り湯を受け入れない選択もよいのだろう。後日談だが,この週と翌週の大雪が平成26年の大雪災害として山梨の歴史に名が残ることとなった。 |
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河口湖温泉 ラビスタ富士河口湖 21/3/5 (河口湖町) |
ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉。 デイプラン利用。共立リゾートのホテル。この系列のホテル・旅館は全国に展開しているが,特徴的なのは大浴場以外に可愛らしい小さい貸切風呂が複数あり利用できることである。私も全国の数か所を利用したが,浴槽に湯がたまると湯口からの湯がストップする仕組みなど,共通のシステムである。ビジネスホテルではドーミーインを運営しているので温泉へのこだわりはわかるだろう。株価もいい値動きをしている期待の会社だ。しかし,観光地のいい立地をしっかり抑えているホテル・旅館としては評価できるが,温泉の泉質を楽しむというレベルの施設を展開しているわけではない。このラビスタも富士山の眺望が素晴らしいリゾートいう楽しみ方である。 |
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桜庵 たかの友梨 24/9/20 (河口湖町) |
沸かし湯。 温泉ではないが,スパ施設。富士水源なので,温浴施設として一応掲載する。山梨は冷泉の鉱泉沸かし湯が多いので,このような何とか水源とか,何とか湧水とかの沸かし湯の存在も温泉浴場という定義の中で,ごちゃ混ぜに感じてしまう人たちが多いだろう。実際に,この施設に来ている人たちの大半も温泉の定義なんて関心はないのではなかろうか。さて,スパ施設の中身は,炭酸泉・美肌成分湯・富士源水水風呂・フィンランドバレルサウナ・スチーム塩サウナ(女風呂)・ロウリュウストーブ溶岩サウナ(男風呂)と多種多様である。特にサウナがいい。筆者はサウナに興味がないが,北欧式のサウナを体験できたのは楽しかった。三連休の中日。露天休憩場には,ととのう人たちが椅子でリラックスし,寝転がり芋洗い状態ならぬ,芋寝転がり状態。サウナメインの施設としては大変よい。 |
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三条温泉 三条の湯 03/5/3 (丹波山村) |
単純硫黄冷鉱泉。 登山者,立ち寄り予約で貸切。 山梨で一番の秘湯と言ってもいい三条の湯。ここは県内唯一,車でアクセスができない場所。今回は雲取山へのキャンプ登山のメインとして寄った。マイカーを使うと最短で30分の歩きで着くことができる。登山拠点のため登山客で賑わう。浴槽は大人3人までか。立ち寄りの場合は500円。鉱泉のため沸かすので入浴時間も日によって違う。電話で確認した方が良いだろう。あくまで登山者の山小屋ということで,登山後入浴できるだけでもありがたい。泉質は問わないつもりでいたが,これがまたいい湯なのである。木製の風呂蓋を一枚ずつ取っていくと,ほのかな硫黄臭。ぬるぬる系の湯なのだ。山の恵みを感じながら楽しめるだろう。 ![]() ![]() |
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城山温泉 02/8/14 (都留市) |
単純泉。 とても風情のある桂川沿いの一軒宿。お盆に突然の訪問でも快く受け入れていただいた。貸切状態。立ち寄り湯は300円と県内でも稀にみるほど良心的である。昔ながらの印象を受ける。建物も歴史がありそうで,年代物のマッサージ器があったが,これがまた何とも言えない味をだしていた。若い年代なら興味から動かしてみたくなるだろう。風呂は1つしかないので混浴だろうか。客は私だけである。ここの風呂は露天はないが桂川に面しているところがポイントで川のせせらぎを聞きながら浸かることができる。小さな(家族用?)個室風呂もあるようだ。泉質は特徴はなく,無色無臭無味。シャワーなどの設備もないが,これがいいのだ。この旅館の味を引き出している。 ![]() |
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02/10/20 (丹波山村営) |
単純硫黄温泉。 泉質が大変評判の丹波山温泉は,2年前に大きな公営施設となり,その絶賛の泉質は循環式となった。今回,初の丹波山の湯。残念ながら以前のこじんまりした施設の源泉風呂には入れなかったわけだが,それでも念願の温泉なので,ワクワク度は最高だ。甲府方面からは丹波渓谷に沿いに走って行く。山道は特に紅葉の季節は抜群でドライブにはもってこい。丹波山村は川を中心にひらけており,山間部なのに開放感がある。駐車場と道の駅風の特産物売り場があり,川を隔てた向こうに側につり橋を渡ってログハウス風の温泉施設。浴場は和風ヒノキ風呂とローマ風風呂の2種類で日によって男女交代のようだ。泉質は硫黄泉のほどよい匂い。入った瞬間もヌルヌル感がある。しばらくすると体はヌルヌルよりツルツル感に変わってくる。しかし素晴らしいというほどの泉質ではなく,大規模施設の循環式だからだろう。 |
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多摩源流温泉 小菅の湯 03/5/4 (小菅村営) |
アルカリ性単純温泉。 山梨県内でも奥地にある村。アクセスのしづらさは1,2を争う。大月側からは松姫峠。歴史を感じながらの険しい山道である。しかし丹波山側からの方が運転しやすいだろう。本日は偶然にも多摩源流祭りというものが催されていて非常に多くの人手があった。県外の車が多く,村が活気に満ちていた。むしろ多摩からのドライブであれば,都内の人の方が馴染みがある村かもしれない。鯉のぼりが有名らしい。公営の温泉施設はとてもきれいで,物産館が隣接されている。泉質はぬるぬる感があり,風呂の種類も一通り備わっている。公営施設にしてはなかなか好印象を受けた。何より山間部のロケーションがよい。 |
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01/4/14 (都留市営) |
アルカリ性単純温泉。一部源泉掛け流し。 まだ完成して一年しか経っていなかったので外観はとてもきれい。浴場の中へ入ってみても,どこかシックな感じ。湯はごく普通のアルカリ泉に感じた。3つの内風呂はそれぞれ温度差がある。一番温度が低い浴槽は元湯と銘打ち源泉掛け流しのようだ。最近の公営施設は源泉風呂を用意している。それをわかっている地元民の長湯で占拠されているという構図である。露天で星空を見ながらゆっくりする。おじさんに声をかけられ話すと,県内の温泉を巡った結果,一番よい温泉は「やはり正徳寺温泉だ」と言っていた。源泉のドボドボ感は「はやぶさ温泉」,露天の源泉の湯加減は「笛吹の湯」が一番だそうだ。峡東地域に偏っているので,あちらの方がお国自慢をしているのだろうか。 |
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00/8/20 (道志村営) |
カルシウム-ナトリウム・硫酸塩泉。 人里離れたって言葉がとってもよく似合うロケーションの道志村。奥地に来たなという気分にさせてくれる山の奥,道志川が流れる谷間の村。ツーリングのメッカでもある。都民や神奈川県民にはむしろ身近な存在か。私は都留市側から行ったので一つ峠を越した。相模湖から山中湖を抜ける県道がメジャーだろう。この道志村には2つの立ち寄り湯がある。今回は道志の湯。宿泊施設もあるようだ。レジャーで楽しんだ後の家族連れが大勢来るのだろう。観光客主体の集客施設といった感じだ。夜間に入浴したので,夏のシーズンでもそれほど混雑していなかった。夜の露天風呂は情緒があっていい感じ。 |
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02/4/20 (足和田村) |
人口温泉。 鬼ヶ岳方面の登山の帰りに寄る。西湖温泉と銘打っているが,天然温泉ではなく,塩を溶かすなどの工夫をした風呂である。普通の銭湯だと思えば,登山の汗を流すのにはよい。西湖のキャンプサイトに来ている人たちには利用度大だろう。キャンプ場は近隣に風呂があると売りになるが,みんな温泉と勘違いするだろう。自然海塩(ミネラル塩)使用の「黒潮風呂」をはじめ,「全国各地の名湯を楽しみながら富士山と西湖を目の前に」という宣伝からもわかるように色々と工夫している。が,温泉ではない。湖のほとりにあるのだが,湖を眺めながら湯に浸かることができないのも残念である。 |
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00/12/16 (勝山村) |
ナトリウム-カルシウム・塩化物冷鉱泉。 24時間営業の立ち寄り湯という,富士山麓にはない施設。めったにない施設なので真夜中に訪れて入浴するのがいい。休憩所もあり,ここで朝まで居座ることもできる。併設の個室(宿泊施設)は料金も安め。学生の貧乏旅行で活用したい場所だろう。内湯1つ(ブクブクと寝湯が一体化)に,薬草風呂(週一回でワイン風呂になる),露天,サウナと一通り揃っている。特に冬の露天の夜は星がきれい。富士山の眺望が売りだが,夜では当然見えない。その雰囲気を感じながらの入浴。真冬の真夜中は湯煙と澄んだ夜空に情緒を感じる。宿泊ではない立ち寄り湯で夜中の露天を満喫できる施設は貴重である。 |
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03/1/1 (鳴沢村) |
弱アルカリ性低温泉。 新年初風呂。本栖湖の年越しキャンプの帰りに寄った。この大施設,アミューズメントのようである。人気も凄まじく,訪れる人…人…人。さすが新年,天下の富士の麓。余談だが,この日の夜,テレビ東京の旅番組で富士眺望の温泉として紹介されていた。さらに訪れる人が増えるだろう…。一人1200円と高い料金だが,施設は充実しているので仕方ない。フロントから,休憩所まで凝った造りである。もちろん浴場も工夫されていて,まさに温泉エンターテイメントだ。らせん状の階段下には洞窟風呂なんてものもある。泉質で選ぶ施設ではないが,全体的にカルキ臭い。人も多いので,ほぼプールである。しかし寄って損はないだろう。 |
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ふじやま温泉 24/11/20 (富士吉田市) |
マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。 富士急ハイランドの隣にある日帰り温泉施設。遊んだ人たちが帰りに寄るのだろう。日本最大級の純木造浴室というのも売りのようだ。加温循環とはいえ,加水をしておらず,敷地内に源泉がある。遊園地と温泉がセット可能なのは富士急ハイランドの強みであるし,この温泉の最大の存在意義である。さて,富士吉田というば馬なのだが,ぜひ近くの大西肉店に寄って,馬刺しを購入してほしい。もちろん冷凍ではなく,生。もちろん赤身。当然,ドリップは皆無。薬味に辛味噌も付いている。馬刺し専用醤油も売っているのでおすすめ。最高に旨い馬刺しである。 |
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三ッ峠グリーンセンター 05/1/9 (西桂町営) |
弱アルカリ性の三つ峠湧水。 鉱泉なのか微妙。温泉表示もなかったが,「露天風呂はPH9の弱アルカリ性の泉質」とあった。三つ峠山の湧水を使っているようだ。竹炭の浴槽,竹酢液の浴槽など珍しいことをして工夫している。しかし,価値を高めるとするならば,湧水をクローズアップさせてはどうだろう。西桂町は地理的に富士山麓の一番端である。この辺り国道139号沿いには湧水群が点在している。もっと知名度を上げるべき遺産である。この施設はある意味その湧水群の風呂と銘打った方が価値が増すように思う。 |
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01/1/14 (山中湖村営) |
アルカリ性単純泉。一部源泉。 村営の山中湖温泉にはここと石割の湯があるが,ここの景色は圧巻。目の前に見える富士山は凄まじく,ドドーっンとそびえ立っている。施設は広く,浴場も開放感があって大きい。特に露天風呂は庭園の中に岩風呂,ひのき風呂があるという印象。庭園風呂の宣伝文句もうなずける。県下最大級だろう。源泉風呂もあり,風呂の種類も豊富。寒い時期に訪れると感動も倍で,富士と言えば,やはり雪化粧。この時期は空気も澄んでいるし,冬の雪富士は見栄えが違う。また,この時期にこのくらい近い場所で見る富士山は茶色だということは県外の人は知らないだろう。山梨県側から見る夕焼けの富士を「紅富士」と呼ぶ。冬にこそ,この温泉に浸かりながら見たい富士山である。 |
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山中湖温泉 ホテルマウント富士
20/10/7 (山中湖村) |
アルカリ性単純泉。 宿泊。 上記の「紅富士の湯」を源泉とする引湯である。山中湖からそびえ立つ山の上にある一軒宿。ここの最大の魅力はもちろん展望の半露天風呂。入浴すると湯越しに遮るものがない眺望である。私が宿泊した時は雨だったので残念だったが,富士山が目の前の絶景風呂である。晴れの時のイメージ写真を見ると素晴らしさがわかる。このホテル自体が富士山眺望のために建てられたとのこと。また,同時に山中湖も眼下に広がる。2枚目の写真の通り,山中湖はうっすらと見ることができたのだが,富士山以上の魅力ある眺望かもしれない。とても雄大だ。富士山周辺の温泉は数多くあるが,このツーショットはもちろん全国でここだけ。自家源泉なら最高点だったというところだろう。この展望風呂と大浴場は別々の階にあり,移動が必要なのだが,あえて足を運ぶ必要もないだろう。 ![]() ![]() ![]() ………………………………………………………………… 再訪。宿泊。 前回のリベンジを果たした。朝までの霧が8時過ぎに一気になくなり,この眺望。ホテルマウント富士は富士山を観るために建てられた。納得である。素晴らしい。山中湖も眼下におさめる。日中は冨士山5合目に行き,ホテルマウント富士方面を眺めた。この頃には東京・神奈川方面まで見渡す限りの雲海になっていた。 ![]() ![]() ![]() |
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04/11/7 (山中湖村営) |
アルカリ性単純泉。 木のぬくもり漂う館内に済んだ空気の中温泉に浸かれるロケーション。山中湖を道志方面に行く途中にある。山梨県で最も南東に位置するだけあって,ほとんど静岡・神奈川との県境。湖畔といえば,大学のゼミや体育会系の合宿地としても有名。温泉へ向かう道路からも学生の姿がちらほら。爽やかな気分で浴場に入ると,なかなか風情のある浴槽。歴史があるというわけではないし,古びているわけでもない。むしろ近代的なログハウス風だが,冷たい空気が温泉情緒を高めている。ごく普通の公共温泉だが湯煙というのは大切なのである。水素イオン濃度が10.2という日本屈指の高アルカリ泉に浸りながら湖畔で過ごすのもいいだろう。 |
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山梨泊まれる温泉 より道の湯 19/9/30 (都留市) |
ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉。一部源泉掛け流し。 都留市に昨年オープンした近代的な日帰り温泉施設。平日,館内には人がいたが,浴槽内でゆっくりしていると貸切状態の時間帯もあった。このような施設では珍しく露天エリアは源泉掛け流しである。ドボドボ掛け流しを独り占めできて満足である。無色無臭のクリアなお湯で新鮮さを感じる。スパランドのような業態で,宿泊施設も併設されている。館内着とタオルがついて大人一日1300円。浴場にはチェアや畳の上で寝転べたり,休憩所はハンモックやリラックスチェアなどがあったり,より道して癒やされてというコンセプトだろうか。一階休憩所では,コーヒーが一杯100円でおかわり自由なのもよい。休憩したり,風呂に入ったり疲れた時には一日中滞在できる。 |